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脳腫瘍について

脳ドックや、たまたま「念のために」MRIを撮影し、「脳腫瘍が疑われます」と脳外科を受診するよう薦められることがあります。

脳に腫瘍ができるというのは、もちろん人生の一大事ですが、脳腫瘍と呼ばれているものには、実際にはいろいろな種類があります。

※ 個別の(良性)脳腫瘍の説明に関してはこちら

「頭蓋骨の内側」にできる腫瘍はすべて脳腫瘍と呼ばれます。

そのため、”脳腫瘍”だけど、”脳の外側にある”腫瘍というものもたくさんあります。

三角部髄膜腫,良性脳腫瘍

髄膜腫の1例

 

脳由来の腫瘍とそうでないもの

癌が他の臓器に転移する、というのは聞いたことがあるかもしれません。

脳にも癌が転移することがあり、転移性脳腫瘍と呼ばれます。

転移性脳腫瘍はがん細胞のかたまりなので、悪性腫瘍になります。

* 日本赤十字社医療センター脳神経外科では転移性脳腫瘍に対しては原則サイバーナイフを第一選択としています。サイバーナイフに適さない、大型の転移性脳腫瘍については開頭術を検討します。

脳の外から転移してきたものではなく、脳とその周囲にある組織から生えてきた腫瘍原発性脳腫瘍と呼んでいます。

​​ここでは原発性脳腫瘍について説明します。

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